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この資料は、配送センター設計の基礎となる**「出荷データの内容」と「出荷波動の考え方」**について解説。 1. 出荷データの構成要素(EIQ+α)物流設計の基本は EIQ分析(Entry:出荷先、Item:商品、Quantity:数量)ですが、Tera計算では精度の高い設計を行うために、以下の項目を追加したデータ形式を採用しています。 基本のEIQ項目
物流設計のための追加項目
2. 出荷波動と経済的な規模設計出荷物量は毎日一定ではなく、季節、月、曜日、さらには天候や店舗の新設などによって増減します。これを**「出荷波動」**と呼びます。 配送センターを「経済規模」にする工夫最大ピーク(出荷波動の頂点)に合わせて施設を作ると、閑散期に広大な無駄スペースが生じ、不経済になります。Tera計算では、あえて最大ピーク日ではない日(例:週間MAXではない木曜日など)をターゲット日として選定する考え方を提示しています。
3. 分析データの規模感資料に示された例(小型家電・電子機器のBtoBセンターを想定)では、以下の規模のデータが扱われています。
第1項出荷データ項目 |
| 配送センターは出荷先の注文に基づき商品を出荷する、この出荷実績をまとめたものを出荷データと言う。 「A出荷先にB商品を10個出荷した」E(Entry)I(Item)Q(Quantity)という記録である。 Tera計算では上記EIQだけの情報では配送センターの設計は出来ないので、必要な項目を追加した。 下記データは出荷データの項目。 |
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出荷データは60.000レコード 配送センターの規模は、中規模の上位から大規模の下位の位置づけ? 業種は小型家電・電子機器のBtoBを主体とした配送センターを想定している。 |
第2項 出荷データの波動について |
| 出荷物量は毎日増減している、日単位でグラフにプロットすると波のような曲線ができる、これを出荷波動と呼ぶ。 企業の売り上げは季節や月及び曜日により出荷波動があり、出荷物量も売上に連動している。 また、業種により季節により商品ボリュームが異なる(夏物・冬物)場合があることも考慮する必要がある。 この出荷波動の高い出荷データに合わせって配送センターを作ると大きな配送センターになり不経済である。 経済的な規模をの配送センターをつくには、計算に採用する出荷データが、出荷波動の高い出荷日とどの程度差があるか、ピーク時にどのような対策がとれるかを確認する。 対策は、稼働時間延長、作業員増員、他施設へ依頼、出荷の前倒し作業(運用の変更)等がある。 これらの対策は、物流部門以外の仕入部門や営業部門にも影響が及ぶので、対策を関連部門に説明し、全社的な合意を得る必要がある。 |

| ターゲット日を週間物量のMAXではない木曜に選定した意図は、ピーク日対応を稼働時間延長や増員及び外部委託などで行い、配送センターを経済規模にするため。 物流波動は年。月・週だけではなく、祝祭日や天候、お客様の店舗新設などにも起こる。 |