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この資料は、出荷データ分析の要である**「出荷データ加工(Tera計算0)」**の具体的な手順と計算ロジックについて解説します。 1. データインポートと基本換算まず、Excel形式の出荷データをAccessに取り込み、「T000_出荷データ」テーブルを作成します。 取り込み直後、物流設計に不可欠な以下の換算値をレコード(行)ごとに算出します。
2. ケース出荷とバラ出荷の分離配送センターでは、ケース単位とバラ単位で保管場所や作業方法が異なるため、これらを明確に区分して集計します。
3. 5段階のランク付け(EIQ分析の拡張)一般的なABC分析(3区分)よりも詳細な5段階のランク付けを行い、設備割付や運用を最適化します。
4. 「T200」テーブルの作成加工されたすべてのデータ(換算値、出荷区分、各ランク情報)を1つに統合した「T200」テーブルを作成します。Tera計算1および2はこのテーブルのみを参照して分析を行うことで、処理スピードを向上させています。 5. 用語の定義と運用の補足
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第3項 ケース出荷とバラ出荷を区分 |
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| 配送センターは、PL単位・ケース単位・バラ単位で荷役作業を行っている。 Tera計算はケース単位出荷とバラ単位出荷を分けて分析集計する、 これは配送センターの作業や保管方法がケース出荷とバラ出荷では違うからである。 計算は 1.1ケース未満はバラ出荷(ケース換算<1) 2.1ケース以上で1.・5等小数点が無ければケース出荷 (ケース換算>=1 andバラ数 mod ケース入数=0 ) 3.1ケース以上で1.1.・5.3等小数点が有ればケースバラ出荷 (ケース換算>1 andバラ数 mod ケース入数<>0 ) 4.3.の場合は整数部をケース出荷し、小数部をバラ出荷とする。 ケース出荷のケース数=Int(バラ数/ケース入数) バラ出荷のバラ数=バラ数-(ケース換算*ケース入数) 計算例 A発送先にケース入数5のB商品を9バラ数する時、1ケースと4バラ発送する。 この時、配送センターの作業は、 1ケースは、他の出荷先の同一アイテムと混在して在庫エリアから一括で出庫し、仕分けエリアで仕分けられる、 4バラは出荷作業エリアのフロー棚や中量棚からピッキング出庫される。 ケース出荷とバラ出荷の区分はレコード単位に計算される。 PL単位の計算は換算値から必要に応じて算出可能である。 注意: 小規模センターでは在庫エリアから直接ケース出荷2バラ出荷3を一度に出庫する場合もるが、 Tera計算はケース単位出荷とバラ単位出荷が区分されている配送センターを想定いて計算している。 これらの計算結果は「T110_区分換算」テーブルに保存される ![]() 上記表の 「C行」はケース出荷行数の意味、「B行」はバラ出荷行数の意味、「G行」はケース+バラ出荷行数の意味 一桁目のC・B・Gは出荷区分、二桁目の行=行数、バ=バラ数、ケ=ケース換算、PL=パレット換算、容=容積換算、重=重量換算を意味する |
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第4項 ランクを付ける
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アイテムにランクを付ける
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前記、「T110_区分換算」と「T180_EIQ ランク」を作成後。 この2テーブルと「T000_出荷データ」を連結して新規「T200」テーブルを作成する。 左記リンクを利用し無い理由は 「T200」テーブルを使用するとSQL文の作成が簡略なり処理速度向上すると言うソフト上の都合がある。 Tera計算1・2は「T200」テーブルのみにアクセスして分析集計を行っている Tera計算0は「T200」テーブルを作成しないで、「T110_区分換算」と「T180_EIQランク」とを「出荷データ」と結びつけるとAccessの容量を小さくすることが出来るメリットもあるが。。。 |
| 第5項 テーブルのファイルレイアウト | ||||||||||
| 「行連番」から「ケース重量」までは出荷データと同じ内容、 「ダミー」はNullでTera計算が計算処理を行うとき計算区分を入れるなどで利用する項目。 (Nullとは全く情報が入っていない状態を言う) 「出荷単位」以降はTera計算0が作成したデータ。 「C行」の「C」はケース出荷のグループ、「B行」の「B」はバラ出荷のグループ、「G行」の「G」はケース出荷とバラ出荷を合算したグループ。 行番1はケース出荷でバラ出荷の項目欄は0又はnullとなり。、行番3はバラ出荷でケース出荷の項目欄は0又はnullとなる。 「CE順位から」から「CIランク」までは、ケース出荷のランク情報、「BE順位から」から「CEランク」までは、バラ出荷のランク情報でtera計算1に使用、「GPLE順位」から「GPLIランク」はtera計算2の計算に使用するランク情報。 tera計算1はランクをケース出荷とバラ出荷に分けてるのにtera計算2はケース出荷とバラ出荷合算値対してパレットをキーとしたランク付けをいている(Tera計算2の章で説明)。 行番23329の「G行」が2となっている。 行番23329はケース出荷とバラ出荷と2回出庫作業していることを示している ランク分けキー |
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| ランク分けキーは、ランク分けの基準となる数値(ランクキーを集計してランク分けしている) バラ数がランクキーなら、バラ数量で集計し、ランク分け、 ケース数がランクキーなら、ケース換算で集計し、ランク分け Tera計算1は、ピーク出荷日を対象として、 バラ出荷が行数、ケース出荷はケース換算をTera設定のランク分けキーとしている。 在庫から出荷作業エリアの出荷能力計算に使用する。 Tera計算2は、全出荷データ平均を対象とし、バラ出荷・ケース出荷共にPL換算をランク分けキーにしている。 配送センター規模計算はPLや・容積など保管量算出計算が多い入荷から在庫までの計算が主体。。 ランク分けキーを何にするか議論が多いところだが、著者はどの選択も可と考える。 所見 Tera計算2_配送センター規模計算で比率やラック分けキーを変更して、 配送センタ面積の変化を確認出来る。(1-2分で計算結果が表示される) ランク付けはケース出荷とバラ出荷とに分けて、それぞれにランク付けるするのは、 ケース出荷とバラ出荷は作業運用が違うというのが理由。 ケース出荷とバラ出荷を区分しない場合 出庫回数を基準に集計するとバラ出荷が上位を占め、 ケース換算を基準に集計するとケース出荷が上位を占めるという矛盾が起きてしまう。 Tera計算は、 バラ出荷とケース出荷別にそれそれの事情に合わせてランク分けをし、 バラ出荷とケース出荷を区分して分析集計しする方法を選択している。 但し、在庫計算時は全出荷データ(バラ出荷+ケース出荷)平均する方法が合理と判断した。 ABC分析は、物流量を高流動から低流動へAランク70%・Bランク20%・Cランク10%の3ランクに分けて分析しているが、 3ランク分けは区分けが少ないと感じる。 経験上、5ランク区分にすると設備割付や運用区分が程よく分けられる。
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