第3節 出荷データと入庫・在庫の関係

第3章 Tera計算1_出荷データ分析

出荷データから在庫量や入荷量を導き出すための基本的な考え方と計算ロジックについて解説します。


1. 出荷・入荷・在庫の基本関係

物流センターにおける物量の流れは、以下の数式で表されます。

累計入荷 - 累計出荷 = 在庫

  • 出荷の特性: 顧客の注文に基づくため、センター側で数量や納期をコントロールすることはできません。

  • 入荷の特性: 在庫を確保するための業務であり、センター側が仕入先に対して数量や納品日時を指示することが可能です。

  • 在庫の目的: 日々変動する出荷に対し、欠品を起こさない量を確保しつつ、コスト削減のために可能な限り圧縮することが求められます。

2. 在庫数(保管数量)の推定ロジック

Tera計算では、安定した運用時の在庫量を以下の式で算出します。

計算式

$$安定運用時在庫量 = 安全在庫 + \frac{変動在庫}{2}$$

※ 変動在庫 = 最大在庫 - 安全在庫

  • 日次出荷量: 全出荷データの平均値を使用します。

  • 在庫日数の考え方: 「平均出荷量 × 日数」を基準に管理します。

  • 実務への適用: この計算値は理論上の平均保管量であるため、実務上の余裕が必要な場合は、算出後に「余裕率」を付加して調整します。

  • 補足: 在庫物量の計算において「発注点」は考慮しません。発注点はあくまで入荷までの期間を保証する発注タイミングの指標です。

3. 出荷データに現れない「死蔵在庫」の扱い

全ての在庫アイテムが分析対象の出荷データ期間内に動くわけではありません。特に低流動品は出荷実績がゼロの場合があります。

  • ランクへの加算: Tera計算では、出荷データに載っていない(引き当てがない)在庫アイテムを、在庫・入荷計算時にバラ出荷のDランクに加算して計算します。

  • 対象の限定: この加算処理はバラ出荷アイテムに対してのみ行い、ケース出荷アイテムには適用しません。


これまでのステップで、出荷データから「動いている物量」だけでなく、「眠っている在庫」も含めたセンター全体のボリュームを推定する準備が整いました。


第1項 出荷と入庫及び在庫

入出庫及び在庫は「累計入荷ー累計出荷=在庫」と言う関係で表すことが出来る。
出荷は顧客からの注文であるから、配送センターの都合で出荷量増減や納期変更することはできない。 
在庫は日々変動する出荷量に対し欠品を起こさない量を確保する必要がある。
一方で在庫コスト削減と配送センターの規模的制約から、出来るだけ少ない在庫量としたい。
 在庫はアイテムごとに平均出荷量*何日分=最大在庫量という計算で管理されている。
入荷は在庫量を確保するために、仕入れ先に発注し配送センターに納品させる業務であり。 配送センターが数量や納品日時を指示できる(本当かな?).
出荷データから入庫:在庫を計算す療法はTera計算の在庫量推定及び入荷量推定を参照

第2項 出荷データに載らない(出荷していない)在庫品

全出荷データ(複数出荷日)に含まれていない在庫アイテムがある。
高流動アイテムは出荷データに含まれているが、
低流動品アイテムは出荷データに含まれない可能性がある。

Tera計算では
この全出荷データ引き当て無しアイテムを
在庫計算や入荷計算時にDランクに加算して計算
注:バラ出荷にのアイテムDランクに加算、ケース出荷には加算していない。

第3項 在庫数(保管数量)の計算

全出荷データ(複数出荷日)に含まれていない在庫アイテムがある。
在庫は「累計入荷ー累計出荷=在庫」と言う関係で表すことが出来る。
出荷は顧客からの注文であるから、配送センターの都合で出荷量増減や納期変更をすることはできない。
在庫は日々変動する出荷量に対し欠品を起こさない量を確保する必要がある。


一方で在庫コスト削減と配送センターの規模的制約から、出来るだけ少ない在庫量としたい。  
在庫はアイテムごとに平均出荷量*何日分=最大在庫量という計算で管理されている。
入荷は在庫量を確保するために、仕入れ先に発注し配送センターに納品させる業務であり。
出荷は出荷日や出荷量を変えることは出来ないが、入荷は配送センターが数量や納品日時を指示できる。
上記前提のもとに
出荷データからTera計算で在庫量推定及び入荷量推定を行う。
出荷量/日は、全データの平均値を使用
Tera計算が在庫保管量を求め方法は
安定運用時在庫量(保管量) = 安全在庫+(変動在庫/2)
変動在庫=最大在庫-安全在庫

例えば
最大在庫日数11日、安全在庫日数2日、変動在庫日数9日のアイテムが18アイテムあるとする、
この18アイテムを毎日3アイテムづつ入荷させると
変動する在庫の保管量=(変動在庫/2)となる。

もし、定運用時在庫量(保管量)計算は、実務では無理と思われるなら、
上記計算後に余裕率を付加すればよい。

注;在庫物量計算に発注点は関係ない、発注点は発注してから入荷される期間の在庫量を保証できるタイミングで仕入発注する在庫量