出荷データから在庫量や入荷量を導き出すための基本的な考え方と計算ロジックについて解説します。


1. 出荷・入荷・在庫の基本関係

物流センターにおける物量の流れは、以下の数式で表されます。

累計入荷 - 累計出荷 = 在庫

2. 在庫数(保管数量)の推定ロジック

Tera計算では、安定した運用時の在庫量を以下の式で算出します。

計算式

$$安定運用時在庫量 = 安全在庫 + \frac{変動在庫}{2}$$

※ 変動在庫 = 最大在庫 - 安全在庫

3. 出荷データに現れない「死蔵在庫」の扱い

全ての在庫アイテムが分析対象の出荷データ期間内に動くわけではありません。特に低流動品は出荷実績がゼロの場合があります。


これまでのステップで、出荷データから「動いている物量」だけでなく、「眠っている在庫」も含めたセンター全体のボリュームを推定する準備が整いました。

第1項 在庫入庫計算画面

1.最大在庫日数及び安全在庫日数をランク別に入力。

2.出荷データにない在庫アイテム数を入力

3.計算のベースとなる1日の出荷量平均を計算出力




4.安定運用時在庫日数を計算
安定運用時在庫量(保管量) = 安全在庫+(変動在庫/2)
変動在庫=最大在庫-安全在庫
第2節参照


5.安定運用時の在庫量を計算
在庫量は=1日の出荷量*安定運用時在庫日数



6.アイテム当たり在庫量を計算
アイテム当たり在庫数=在庫量/アイテム数



7.必要パレット換算数と単載・混載の判定


8.入荷アイテム数と物量計算
入荷アイテム数=在庫アイテム数/入荷サイクル
入荷物量=出荷物量

入荷容積算出(チェック用)



在庫量ラジオボタンを押すと在庫量表示
入荷量ラジオボタンを押すと入荷量表示


9.Excelボタンをおすと、在庫・入荷データがExceh保存l
上記は、バラ出荷を例に説明、ケース出荷も同じ計算をする
注: 出荷に含まない在庫はバラ出荷に組込み、ケース出荷は出荷データにない在庫は0としている。

所見

「在庫=累積入荷-累積出荷」、前記したが、アイテム単位に出荷傾向を見ながら入荷量を管理することががポイントではあるが。
生産ロット、仕入れ量による価格変化。 営業戦略による先行仕入れなど入荷量を制限することが出来ない要素がある。

全社的に見て配送センタの在庫減少が最優先では無く、入荷物量を決めるのは営業部門・仕入部門の調整によるよるもの、まさに全社的な管理能力が在庫に反映される。

第4節 在庫及び入荷計算

第3章 Tera計算1_出荷データ分析