電動棚は、電動台車の上にパレット固定棚を載せた構造で、台車を横に移動させることで荷役通路を共有できるシステムです。これにより、固定棚に比べて通路スペースを大幅に削減し、保管効率を高めることができます。
高さの変化: 電動台車を使用するため、通常の固定棚よりも台車の高さ分(約250mm)全体の棚高が高くなります。
パレット固定棚の流用: 台車に載る棚自体の仕様は、第2節で解説したパレット固定棚の基準に準じます.
電動棚の面積計算では、機器特有のメンテナンススペースや通路の考え方が反映されます。
PL寸法の反映: パレット寸法を変更すると、それに連動して電動棚全体の必要面積が再計算されます。
隣接クリアランス: 棚の背面には制御盤が設置されるため、400mm の隣接クリアランス(離隔距離)を確保する必要があります。
補助通路の要否: 棚エリアがメイン通路などに近接している場合、個別の補助通路は不要となる場合があります。
資料内の計算例(4列 × 5連 × 4段 × 2PL = 160PL)に基づいた、1パレット(PL)あたりの占有面積の変化は以下の通りです。
| 条件 | 設置面積 | 1PL当たりの面積 |
| 補助通路を含めた場合 | — | 0.79 m^2/PL |
| 補助通路を除外した場合 | 107 m^2 | 0.67 m^2/PL |
このように、通路の設計次第で1パレットあたりの保管効率が大きく変動するため、シミュレーションによる最適化が重要です。
| 計算画面 |
| 電動棚は、電動台車にPL固定棚を載せ、移動して荷役通路を共有。 台車高250mm分棚が高くなる。台車に載ったPL固定棚は第2節のPL固定棚参照 |
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| PL寸法と隣接クリアランス |
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| PL寸法変更を反映して電動棚面積が再計算さてる。 補助通路は棚エリアと近接していれば必要ない。棚背面に制御盤があり400mmの隣接クリアランスが必要。 |
| 必要面積とPL当たり面積 |
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4列*5連*4段*2PL=160PL 電動棚1は1PL当たり面積は補助通路面積を入れた計算で0.79m2/PLと計算しているが。 補助通路面積を除外すると設置面積107m2となり0.67m2/PLとなる。 |