ケース自動倉庫(SAS)の概要と特徴

ケース自動倉庫(SAS:Shuttle Automated Storage)は、1985年に登場して以来、700基以上の納入実績を持つ信頼性の高い物流機器です。近年では特許の制約がなくなったことで、多くの物流メーカーが販売を開始し、再び注目を集めています。

1. 高度な仕分け・順立て機能

2. 圧倒的な入出庫能力

棚の各段を高速な走行台車(シャトル)が独立して移動するため、従来のシステムを凌駕する能力を発揮します。

3. 作業効率の劇的な向上(ピッキング比較)

人手による作業と比較して、SASの出庫ステーションではピッキングスピードが大幅に加速します。


低流動出荷先・アイテムの効率化

配送センターにおいて最も機械化が難しく、手間のかかる「低流動(出荷頻度が低い)」領域の課題を、SASは一挙に解決します。

ケースとバラの混在連続作業


設計寸法と実務上の注意点

Tera計算では、以下の数値を反映した高精度なシミュレーションが行えます。



下記、赤枠部の低流動出荷先・低流動アイテムをケース自動倉庫に入れ、出荷先単位に混在出荷

計算画面


ケース荷姿と格納数
格納ケース数の計算は、縦横高さが150-600までのケースなら全て格納できるため、一定の条件による計算になる。
左記表の条件で1基(2列*15間口*13段)の格納量は2000ケースになる。

左記表のTera設定を変更して格納量を変化を確認いただきたい。



ケース自動倉庫の動作

入庫ケースを庫内コンベヤから移載し、
棚間口へ搬送し、棚に格納

出庫ケースがある棚間口に移動、ケースを移載、
搬送して棚内コンベヤケースを降ろし、
垂直搬送機により棚外出庫コンベヤに移載

上記入出庫を50-60回/時間行うことができる。


平面レイアウト

ケース棚は前面及び背面に入出荷コンベヤを設置することが出来る。(上記レイアウトは前面のみ)
高さ2000mmピッチに歩廊を設置、トラブル停止時の出庫を可能にしてる。
最上段が5mを超えるごとに仮想床あるとして計算。



走行台車と棚間口高及び間口幅とケース保管数
間口ピッチ2710mm、間口当たり保管ケース数
300mm幅ケースは6ケース、400mm幅ケースは5ケース、500mm幅ケースは4ケース、600mm幅ケースは3ケース


写真見出し

走行台車はレールより下方にオーバハングする構造、歩廊有間口と歩廊無し間口の寸法取り合いに注意。

Tera設定を変更可

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第5節 ケース自動倉庫計算

第6章 Tera計算3_物流機器スペース計算